2012年南米研修旅行(チリ・アルゼンチン)報告 その5

いよいよ、南米研修報告、最終回になります。長期に亘り、お付き合い頂き有難うございます。
(何ヶ月かかってんねんって、突っ込みは、なしで・・・w)

前回の続き~!!
まずは、ドンメルチョ邸で、豪華、BBQランチです。
なななんと、子羊の丸焼き~!!
サラダをチョイスして盛り付けてもらい、席に行くとこんな感じ~↓↓

腹ごしらえ後は、庭園散歩~世界各国から木々を集めてあるらしいです。
もちろん、日本から取り寄せたものもあるそうです。

こちらは、観光スポットにもなっているようで、
広大な敷地の一角には、色々な種類の葡萄が植えてありました。
なぜか、この敷地の木達は、どこの畑のものより成長が早く、みな葉を付け青々としていました。

はい、そして、ここが見学のメイン?
名前の由来でもある、あの有名なエピソードがある、悪魔が住む蔵。

で、後に写真を整理していて、気がついたんですが、上の右の写真の奥の方・・・。
なななんと~!!影だけだけど、悪魔が写っちゃってました~!!(^^;
・・・WWW
はい、勿論、嘘ですw
完全に観光客むけに・・・あの夢の国もビックリなくらい派手に、ディアブロのエピソードを紹介してました。
(自分的には、結構好きでしたけどw)

勿論、味の勉強の方も・・・
最終日は、朝からテイスティング漬けとなりましたw

下の写真、もう皆さんお分かりですよね??
メルシャンさんのカタログに必ず載ってますよね。

てなこんなで、楽しく、とても勉強になった1週間もあっという間に過ぎてしまいました。

そろそろ、終わりに近づいてきたので、感じたこと、お伺いしたことをまとめてみました。

【メンドーサ】
※とても生真面目人柄、特に上層部の方々。こんな素晴らしい場所で、こんな最新の技術を屈指して、
 美味しいワインを造っていますと永遠と説明してくれましたw
※なぜ、アルゼンチンは、ワインの消費が多いのか?
 本当に近年まで、外に飲めるものがなかったから・・・
 ビールやコカコーラなど、最近になって普通に飲めるようなったらしいです。
※アルゼンチンの方々の気質?生産物を熟成、長期保存の考え方が無い事。
 基本的に作ったものは、すぐに売ってしまおうと言う考え方。
※正直なところ、双方、そんなに変わりは、無いのかと思ってましたが。
 やはり、気候が最大の違いでしたね。
 簡単に言うとアルゼンチン側は、カラっとした感じで、この感じが、ワインに濃さというか、
 しっかりした(真面目な?)仕上げになるのかな?

【サンティアゴ】
※やはり、海が近いと人も陽気になるのか・・・決して適当と言う訳ではなく、
 アルゼンチン同様、最先端の技術を屈指して、ワイン造りをしていますが、
 あまりそれを、武器にしていない感じがとれました。
※前回?も言いましたが、都市中心部は、本当に都会で
 まだまだ、これからも成長して行くように思えました。
 治安も中心部は良く。夜中でも出歩くことができました。
 ただ、少し外れると、日本人が一人で歩くのは、危険らしいようでした。
※こちらの気候は、山からの冷たい風と海からの湿った風がある為か、霧がよく出ていまいた。
 (夏は逆に乾燥するらしいですね。)
 南米らしい、暑い日差しと冷たい風が葡萄に良い影響を与えているんでしょうね。

共に言えることは、常に葡萄作りに良い物を求め実行しているので、
ここ数年で、驚くほど品質が向上してきていると思います。
が、しかし、まだまだ、更に良いものを造り出してくるんだろうなと期待感が膨らみました。

この先の人生で、もう行く事もないだろうなと思い参加を決意しましたが、
とても、良い経験をすることができました。
最後になりましたが、歓迎していただいた、トラピチェ社、コンチャイトロ社、三菱商事会社、
そして、案内、ご同行していただいたメルシャン㈱の皆様、本当に有難うございました。
大変、時間がかかってしまいましたが、これにて、研修旅行の報告とさせていただきます。

㈱石川酒販  商品部  及川